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AIで単純作業の仕事は奪えない

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AIで仕事が奪われる!?

という言葉を聞いて久しいですが、単純作業の仕事が奪われやすいとよく聞くので少し違和感があったため自分なりにの所感で見解を記述したいと思いました。

「AI 仕事奪われる」で検索すると山のようにページが出てくるので改めて似たような事を記事にする必要もないのでその違和感の部分だけ記載しようかと思います。

ある記事では具体的にAIにとってかわる職業を並べています

野村総合研究所という由緒正しい機関が公表していたりと小松個人が間違っていると説明しても説得力がないかもですw

おしなべてだいたいのページでだいたいの事は合っているかと思います

ただ「単純作業がなくなる」という事に関しては疑いの余地があるかと思います

今単純作業をしている従業員の給料が低いのでそれを最新技術でコストをかけて導入すると費用対効果がでないのではと思っています

 

例としてホテル経営で例えてみます

ホテルのマネージャー年収800万円

仕事内容は各スタッフの採用、人材育成、シフト調整、お客様対応、予約受付処理、販売促進などなど

清掃者 時給1000円

シーツの入れ替え、部屋の掃除、ごみの入れ替え、タオル、アメニティセット

ホテルのバイトをしてた知見から色々間違っている部分もあるかと思いますが、だいたいこんなものでしょう。

言わんとしてる事はマネージャーは給料が高くて清掃スタッフは給料が低い

当たり前の事といえば当たり前かと思います。

作業内容はマネージャーはオンラインで済みそうな作業内容が多いです。

対して、清掃スタッフは絶対的にホテルにいないとできない物理的な単純作業です

  マネージャー 清掃スタッフ
給料 高い 低い
作業内容 スタッフの採用、人材育成、シフト調整、お客様対応、予約受付処理、販売促進 シーツの入れ替え、部屋の掃除、ごみの入れ替え、タオル、アメニティのセット

 

AIを導入する費用対効果

AI・システムを作る側として業務改善できるポイントはどうしてもオンラインで済ますことができる作業をシステム化・自動化しやすいです

一方物理的な作業は単純作業とはいえ代わりのロボットを作るとなるとハードの部品を発注するコストが必要になります。

難易度もかなり上がります。

ベッドシーツの入れ替えるという作業をロボットに任せると考えてもそのロボットに目の視覚機能を付けて、歩行機能も加えます。

さらにシーツを摘まみだすという機能と新しいシーツに入れ替える機能を加えないといけません

実現可能性もかなり低くなってきます。

と、シーツを入れ替えてくれるロボットを作るのはかなり難しいです

しかし、WEBシステムでシフト管理システムはWEBで完結するので従来の一般的なWEB技術で簡単につくれます。

清掃者、受付スタッフのシフトを管理するマネージャーの方がAIでの入れ替えがしやすいって事になります

その上給料も高いのでAI導入の費用対効果も高くなります

一方、清掃などの単純労働作業者がロボットに入れ替わることは難しい且つ給料が低いので費用対効果が低いです。

 

経営者視点でどの従業員を入れ替えたいか

経営者視点ではどの作業にシステム・AIを導入して業務改善を行いたいと思うでしょうか?

そう皮肉にも「頭を使う」管理職であるマネージャーの作業の方が将来仕事がなくなる可能性が高くなります

そういう事で「単純作業の仕事がなくなる」という事はないのではないかと思います

むしろ、物理的な作業ではなくオンラインで完結できる「頭を使う仕事」の方がなくなるのではと思います

頭を使う中でも弁護士、税理士、会計士などの知識がものをいう職業はなおさらAIとかのほうが蓄積できる知識の量が日に日に大きくなるので、取って代わりやすくなるかと思います

 

農業がロボット技術の進歩の指標

ロボットが物理的な単純作業を人間に置き換わって作業できる時が来るとしたらわかりやすいのが農業なのではと思います

一方では単純作業がロボットによって奪われると言われているにもかかわらず未だに耕地面積は減少を続けています

これだけ食料自給率の低さが問題視されていて農家の方々にも国からあらゆる支援を受けているにもかかわらず耕地面積は減少を続けています

もしロボットが農家の仕事を肩代わりできるのであれば少なくともピッキング作業とかでもいいのでできるのであれば、会社が農地を買い取ってロボットに農作業をさせているのではと思います

将来的にこの農業という何千年も前からある物理的な単純作業をロボットができるとなったときは巨大なIT企業が一気に農地の買占めをし始めるのではと思っています

IT企業が農地の買占めをしだす時が農業程度の単純作業がロボットで置き換わるという一つの指標になるのではと思います

 

これからは勉強しなくてもいい?

それまでは特にネットで騒がれているほど単純作業の雇用は減らずむしろ勉強しないとなれない弁護士などの仕事がAIで取って代わってしまう可能性が高いので、個人的には次世代の子たちには難易度の高い資格のため、給料の高い仕事のための勉強はしなくてもって思ってます

じゃぁ、AIに仕事が奪われずにいい年収や高い地位の職業を就くにはどうしたらいいのか?

って疑問が出てきそうですが、昭和の時代のように勉強していい大学を出ていい会社に就いて、いい給料もらって社会的にいい立場を獲得するっといった事がなくなってくるのではと思います

なぜなら、昭和の時代と違ってあらゆる産業が成熟して安定しているからです

 

椅子は埋まっている

起業・新規事業が成功しないたった一つの理由

でも説明したように産業が初期段階であれば市場を奪いやすく市場の椅子取りゲームで勝ちやすいです

しかし、成熟した市場・産業では既に席が埋まってしまっていて椅子取りゲームが終わってしまっています

その椅子取りゲームを制した人があえて椅子を譲る理由は特にありません

IT企業での社長や株主などはまだ産業として若いので経営者などの幹部はまだ40代、50代が大半です

70代になってもしりぞかない事を考えるとこれから30年くらいは椅子は埋まったままです

今の時点で椅子に座れていない人が大半だと思いますが、椅子に座れていない人にとっての昇進の道はいかに価値の高い椅子に座っている人に好かれるかどうかがキーになるかと思います

椅子に座っている人が高学歴を好めばいい大学を出る理由はありますが、学歴だけで好かれる事は稀かと思います

そういった理由から今までの常識の勉強していい大学を出ていい資格を取得していい給料をもらえる費用対効果はどんどん下がってくるかと思います

なので、そこまで勉強しなくていいんじゃないでしょうか?w

 

せっかく勉強していい大学を出ても

今回の例にしたホテル経営のマネージャーの年収が800万円としてこれからAIとの費用対効果を比較される事になるためマネージャーとしての経験を積んだとしても将来的には給料は下がる一方かと思います

いい大学を出て管理職についたもののAIと比較されて安月給になり、いわゆる高学歴ワーキングプアという言葉がもっと頻繁に使われてくる事になるかと思います

なので、お金がほしいという理由で勉強をするのであれば勉強するのではなくその時点から働いてお金をためることのほうが理にかなう時代がすぐにくるのではないでしょうか

そして、AIによって奪われる職種は知識を必要とする勉強しないといけない職種の方が奪われやすいのでお金がほしいという目的で勉強するのであればそれは大きなリスクを背負う事になるかと思います

と今回はシステムを作っている立場から将来AIによって奪われる職種とこれからどうすればいいのかを記事にしました

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