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お金を回せという思想

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現代の資本主義社会では、金融業界や不動産業、人材派遣業が社会に大きな影響を与えていますが、これらの業界は何も生産していないにもかかわらず、高収入を得られる仕組みが存在しています。そのため、お金を稼ぐことが人々から称賛され、騙してでも利益を得れば成功とみなされる風潮があります。これが「資本主義という宗教」のような存在になっており、稼ぐことが唯一の価値基準となっています。

この現状を変えるためには、資産税や投資利益への課税を強化し、富の偏りを是正すべきです。しかし、富裕層はこれに反対し、メディアやネットもお金持ちの利益に従い、格差が広がることが経済成長だと主張します。株式市場においても、短期売買や空売りの規制ができないのは、流動性が適正価格を決めるという理由ですが、庶民や企業にとってはデメリットでしかありません。仮に不動産が1日単位で売買されても、すでに相場があるので価格がこれ以上適正になる事もないです。少なくともその不動産には人が住めない事になります。株式市場も同様で、安定を優先すべきです。

物価、為替、株価など不安定な時は一部の人が儲かるだけで大部分の人にとっては安定が望ましいです。
なので株も流動性よりも安定を最優先にすべきなのは明らかです。

規制のない株式売買ではギャンブルと同じなので、規制を強くするか、政府関連に任せるのがいいかと思います。
20世紀のように物がない状態から大量生産、大量消費の時代でもないので、消費が落ち込むのは当然で自然な事です。
消費が上がらないから、企業の売り上げも上がらず経済成長も鈍化するのも当然で自然な事です。

消費が減っている事自体は自然で悪ではないにも関わらず、消費低迷が悪いと考える学者が多いです。
国債を刷ってインフレを生み出せば貯金が目減りするので、投資や消費にお金が周り景気がよくなると考える人もいます。
無駄な消費を促して、国民全員の給料が1000万円も可能という学者もいるけど、不可能です。
可能だったとしても今のアメリカのように物価が高く最低賃金では生きていけない社会になってしまいます。

積極財政で国債や税金を投入して修理する必要がない高速道路を無理やり理由をつけて修理すれば、GDPは上がり、お金は回ります。
ただ、それで国民の生活が楽にはならず、物価が上がり、生活は苦しくなります。

物がありふれている状態ではかつてのよく働き、よく遊びという事は通用しないかと思います。
だから、若者の消費がないのも当然な事です。
それにも関わらず、消費税を減税すれば消費が上がるなど根拠のない事を言う人もいます。

高度経済成長期の消費は冷蔵庫や洗濯機の生活必需品などがメインで一度購入すれば買い替えるのに10年くらいかかるものばかりです。
逆に今はすでにそういった必要なものはすでにあるので、高度経済成長期に比べて所得が少なくても可処分所得は多くなっているのではと思います。
仮想通貨や株、不動産も実態以上の値段がついてしまうのは可処分所得が高くなっている証拠かと思います。

こういう消費低迷の時代で稼げる職業は少ないかと思います。
不動産営業、人材営業、金融取引の営業など単価が高いものに絞られてきます。
こういった生産もせずにお金を払うことにYESと言わせる職業が高年収になってくると詐欺まがいの営業になってくる事が懸念されます。
例え騙したとしても大金を手にすれば、成功者として尊敬されます。
パパ活女子やホストなどはいかに異性を騙してお金を稼げるかという稼ぎ方なのに、なぜか市民権を得ています。
そんな人達が給料が低い人の事をバカにするようなツイートを見ると嫌気がさします。

資本主義の世の中ではどれだけの資産があって、どれだけ稼いだかが一番の幸せ、成功の指標になっています。
だけども、これからはそのお金が指標になる事がおかしいとなるべきだしなっていくと思います。
SNSのフォロワー数などが資本主義のお金に代わる指標になるかと思います。
投資や仮想通貨でたまたま富を得た人が称賛されるより、介護士、保育士など真面目に働いている人が称賛される世の中になるべきだしそうなると信じています。

 

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