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無料VPNの危険性と「帯域シェア」で稼ぐサービスの裏側

  エンジニア目線でのブログ >  

「無料でVPNを使える!」 「ネットの帯域をシェアするだけでお金がもらえる!」

こんな魅力的なサービス、見たことはありませんか?

実は、これらのサービスには 大きな落とし穴 があります。あなたの PCやIPアドレスが、知らないうちに第三者に利用されている かもしれません…。

今回は、無料VPNや「帯域シェア」サービスの 仕組みとリスク を徹底解説します!


① 無料VPNの仕組み – あなたのIPアドレスが売られる!?

「無料VPN」と聞くと、「タダで通信を暗号化できる便利なツール」と思うかもしれません。

しかし、運営側が慈善事業でVPNを提供しているわけではありません。
では、どうやって運営費をまかなっているのでしょうか?

実は、「無料VPN」の多くは、あなたの通信データやIPアドレスを第三者に提供することで利益を得ている のです。

特に問題となるのが、「P2P(ピアツーピア)型VPN」という仕組みです。


🔹 P2P型VPNとは?

つまり、他人があなたのPCを通じてインターネットにアクセスできる状態になる のです。

📌 例えば…
あなたが無料VPNを使う → 別の誰かのIPアドレスを使ってネットにアクセス
別のユーザーがVPNを使う → あなたのIPアドレスを使ってネットにアクセス

この仕組みが問題になるのは、「あなたのIPアドレスを使って誰かが犯罪を行った場合」 です。


🔹 実際に悪用された「無料VPN」の事例

📌 Hola VPNの悪用事件(2015年)

📌 Urban VPN、Betternet VPN、Psiphon、uVPNも「P2P型VPN」として懸念


② 「ネットの帯域を売って稼げる」系サービスの危険性

最近、「使わないインターネット回線をシェアするだけでお金がもらえる」というサービスが増えています。

一見すると「スマホやPCを放置するだけでお金がもらえる!超お得!」と思うかもしれませんが、
実は、この手のサービスの多くが「あなたのIPアドレスを第三者に売るビジネスモデル」 なのです。


🔹 代表的な「帯域シェア」サービス

サービス名 仕組み 問題点
Honeygain 余ったネット帯域を販売 何に使われるか不透明
PacketStream 帯域を他人に貸し出し報酬を得る 悪用されるリスクあり
IPRoyal Pawns 「余ったネットを売る」 P2P型プロキシとして使われる
Peer2Profit 帯域を売る 犯罪者が匿名アクセスに利用するケースも

帯域を売る=実質的に「あなたのIPアドレスを販売している」 ということになります。


🔹 「帯域シェア」で何が起こるのか?

1️⃣ あなたのIPアドレスを経由して詐欺や不正アクセスが行われる可能性
2️⃣ 悪質なユーザーが匿名で不正な取引をするのに利用される
3️⃣ 最悪の場合、警察から捜査対象にされることも…!

例えば、詐欺やスパムメールの発信元が あなたのIPアドレス になっていたらどうなるでしょう?
「自分は何もしていない」と言っても、証明するのは難しい かもしれません。


③ 無料VPNや帯域シェアを避けるための対策

✅ 安全にインターネットを使うためのポイント

1️⃣ 無料VPNを使わない!
有料の信頼できるVPN(NordVPN, ExpressVPN, ProtonVPNなど)を選ぶ

2️⃣ 「帯域を売る」系のサービスに登録しない!
IPアドレスを知らない第三者に貸すリスクを理解することが大事

3️⃣ 怪しいChrome拡張機能を入れない!
無料VPNの拡張機能は、バックグラウンドでプロキシとして動作する可能性あり


④ まとめ

🔹 「無料VPN」や「帯域シェアサービス」は、基本的にビジネスモデルとして成り立っている。
🔹 その裏では、「あなたのIPアドレスを第三者に貸し出す」仕組みが動いている可能性がある。
🔹 悪用された場合、「自分が何もしていなくても犯罪者の踏み台にされる」リスクがある!
🔹 「無料」や「お金がもらえる」といったサービスは慎重に選ぼう!


💡 もし「無料VPNを使っていた!」という人は、一度チェックしてみてください。
「What is my IP」などで自分のIPが不審な動きをしていないか確認!
怪しいアプリや拡張機能を削除!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!安全なインターネットライフを!💻✨

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