これから増える在宅勤務エンジニア!? 2017年当時からの振り返り
まずはじめにリモートワーカーを雇うのに様々な方向で考えてみた。
・「在宅勤務しているエンジニアが少ない」 業務委託を前提にフリーランス専門のレバテック、ギークスなどに聞いてみた。
だけども、そもそもそういった在宅勤務希望するエンジニアがいないとの事でした。
レバテックも海外展開して海外に開発拠点を置くという事になってたと思うけど、リモートワーカーはそれでもいないみたいだ。
次にfindJobで在宅勤務希望のエンジニアを募集してみた。
なぜfindJobかというと、「在宅勤務の仕事」で検索して一番いい方法はfindJobで探す事って検索結果に乗ってたので、findJobの媒体で募集するのが一番妥当だという事で募集をかけてみた。
募集をかけてみた結果。
在宅でない募集の時の応募が約30くらいに対し、在宅勤務募集でなおかつ在宅勤務を希望した応募は10程度でした。
結果は意外に在宅勤務希望しているエンジニア之応募は少なかったです。
理由を考察すると、もともと在宅勤務の仕事が世の中で言われている程ないので、それをあてにして仕事をすると、転職ができなくなる。
何であれば、在宅よりも、今のままのオフィス勤務の仕事を選んだほうが無難ということになる。
少なかった理由には、雇用形態が正社員ではなくアルバイトもしくは業務委託だったので少なかった理由の一つと言える。
しかし、いきなりリモートワーカーを正社員で雇える程のリスクは背負いたくないし、どの企業もそう思っていると思う。
オフィス勤務で募集した時もアルバイト採用なのに在宅勤務よりも多い応募でした。
全国津々浦々にエンジニアを探せると思いきや、需要も供給もネットで言われている10分の1ぐらいだと思ってもいい。
下に一般的に言われているメリット、デメリットを並べてみた。
⚪︎少子高齢化による
働き手の減少 子育て、介護の必要性
◽︎災害時の対応
会社のメリット 働き手の幅が増える 安価で雇える
会社のデメリット 主軸となるタスクを振れない 社内で「ずるい」が出てくる
エンジニアのメリット 通勤時間を節約できる 地方からでも働ける
エンジニアのデメリット 見られてなくても働ける意志が必要 求人、案件が少ない
在宅勤務できる求人を出して、いざオンラインテストで受かったのはさらに3名のみ。
人手がどうしても欲しいときだったので結果として全員採用する事にしました。
その3名以外もちょくちょく応募は来たけども、デザイナーよりの人であったり、オンラインテストはダメだったので面接だけでもオフィス来て筆記の論理テストを望んでも面接の一回でも無理とのことなのでなかなか厳しかった。
とりあえずはこの3名と長期的に一緒に働く事になるのだが、どれも面接のときから怪しかった。
ケース1 Iさんの場合
なかなか人が集まらない中、初めにオンラインテストに全て合格した人なので嬉しさもあって、可なりスキルがある人だとその時は思っていた。
そのオンラインプログラミングテストで指示していない所のBaseControllerをいじって継承を使って成果物を出してきたので、オブジェクト指向を知っているというアピールだと思い、面接の時は気にしていなかった。
経歴は10年以上で、インフラもできる。今は、在宅でオフィス勤務も可能。アルバイトの雇用形態でも応募してきたのは雇用形態を気にしていないという。理想的な条件だった。
面接では匂いは気になったが、月250時間ぐらい働く事もザラってことなので、論理テストすることなく時給も高めで合格の通知をすることになった。
初めは、在宅ではなくオフィス勤務だったが近くのスタッフが「iさんが臭くて仕事できない、辞める」って言い出したので。慌てて、在宅で働く事になった。本人には流石に体臭の事は伝える事ができず、席が足りないからという理由にしておいた。個人的には嘘つくのは嫌いなので正直に伝えるべきか、悩んだがやはり事を荒げたくないのと、お互い知っている期間が少なかったのでそのような処置になった。
体臭は本人は悪くないので難しい問題、本人も気づいているのか、香水をふってきてはいるが午前中には効力がなくなり、弁当を買いに行って帰って来たときにはフルパワーに戻ってしまう。体質の問題なので、注意はできないし我慢しかないが、席の間隔が狭いので我慢も難しい。スメルハラスメントってあるけども本人は意図しないので本当はハラスメントじゃないし加害者でもないんですけどねぇ。
体質はさておき、実際のエンジニアとしてのパフォーマンスはどうだったか。
まずは、簡単な運用保守での作業でプログラムの改修を依頼したが、依頼内容とは違う箇所で気にくわないソースがあったらしく、エラーハンドリングしたいとのこと。見慣れないソースコードを見てリファクタリングしたい気持ちはわかるが、今動いているシステムのコアな部分をいじれば影響は甚大ではない。テスト工数も半端なく必要になって簡単な改修どころではなくなってしまう。その時からiさんへのスキルに疑問点が付き始めていた。
でもまだ期待していたので運用保守は苦手難しくプログラミングできるので、気持ち一つでシンプルなプログラミングもできるってその時は思っていたけども。結局そうではなかった。
運用保守に回すと壊されそうだったので、新規開発に参入してもらう。
そこのチームリーダーもコードをこねくり回すのが好きなので、馬が合うと思いいい采配だと思ったけども、結局今そのシステムを見ると随所に爆弾を仕込まれた結果になった。
人が知らないようなツールを使うことが高いスキルと思っているらしい。
コードを難しく書くことが高いスキルだと思っているらしい。
結構、他のエンジニアでもあることなのだが今回は顕著に表れていた。
結局今も改修があるたんびに謎の共通関数を注意しないといけない。誰も知らないようなツールを注意しないといけないという設計になってしまった。
この事を何度も注意したのに、治らないというか治さないというか、結局フタを開けてみると負債が大きいシステムになっていた。
結局そこのプロジェクトからは外され、自分が面倒を見ることになった。
まず初めに1ページ作成をお願いしたけども、結局はこの1ページを1ヶ月たっても作ることができなかった。
その事を詰めると辞めてしまう形となってしまった。
要件をくみ取ることはできない。
テーブルの設計もできない。
なのでテーブル設計、プログラミングを細かいところまで指示しないと動けない。
挙げ句の果にはその指示の言う事を聞かない。
そりゃ、無理ですよ。
逆に今までどうやってシステム作ってたのかが気になるくらい。その時思い出したのが、アプリ作成に2年かかったって面接で言ってたので、まぁそうだろうって思う。
ただ、要件がわかりやすいインフラ周りの仕事は任せれたのかもしれない。
最終的にはお互いに残念な形となってしまった。
今回の教訓
①経験者でアルバイトで応募してくる人
②プログラミングテストが受かった場合
経験がある方は考えなくても解けてしまうので経験が浅い方を優先するべし。
ケース2 Kさんの場合
Kさんもプログラミングテストを受かったので最低限のスキルがある人でした。
今回はアルバイトではなく業務委託でお願いという形にしていた。
が、何か胡散臭い。というのは6月に応募して7月からフルタイムで働いてもらう事になったのですが、8月の求人に同じ会社に応募してきてました。つまりは自分たちが依頼しているタスク以外に違う仕事も取ろうという魂胆が見え見えでした。
且つデスクトップ監視ソフトを入れてほしいとお願いした時は、極端に激怒して断られてしまいました。
また、後から本人が実際にプログラミングしているわけではないという事実を聞かされたので、やっぱり自分たちの仕事が100%フルタイムではないとの事です。
パフォーマンスさえよければそれでもいいのだが、結局は要件の違いなどで、すぐに連絡してほしい時は連絡がとれなかったり、副業的に仕事をされてたようなので、1年間ぐらいは働いてもらいましたが、長続きはしなかった。
ケース3 Yさんの場合
在宅が初めてで、且つ家庭の事情で家から離れる時間に制限がある方です。
何一つ文句なしに今でも働いてもらっています。
在宅勤務をお願いする場合、実はこのケースの方がマイノリティなのかも知れない
あと、知り合いのフリーランスでフルで在宅してた方がいてたけども3ヶ月も家に引きこもりでプログラミングしていると精神的にこたえてくるみたいです。が、Yさんは家に一人で済んでいるわけではないのでその懸念も払拭されているみたいです。
ケース2 ケース3をふまえた結論は
③在宅プログラマーは未だに需要も供給もネットでみるよりはるかに小さい。もしくは、ほぼないと言ってもいいかもしれないです。
ほぼほぼ、世の中でフルタイムで在宅しているプログラマーは元々オフィスで働いていて、何かしらの事情でUターンであったりで、在宅でもいいから仕事続けてほしいという場合がほとんどかと思われます。且つ、そっちのほうがうまく行く気もします。
毎日フルタイムの在宅というより、週1ぐらいオフィス勤務という働き方が一番福利厚生と生産性のバランスが取れていいのではと思います。
採用からフルタイムの在宅の場合でもはじめの1年ぐらいはオフィスに週に1回程度くるっていう制限を設けるのがいいのかもしれないです。
別案としては、各地に在宅用の社宅を雇って、100%家賃補助を付けて、週に1回程度の割合で遠方からのプログラマーを集めてミーティングするっていうのはどうかと考えてはいます。
上記が2016年ごろの話です。
コロナになってから
上の記述がコロナ前の2017年頃の出来事のブログで当時からすればリモートワークの需要と供給ははるかに増えたかと思います。
ただ、リモートワークでもいいという条件でも海外も含めなかなか集まりにくい現状ではあります。「いい人材は既に働いている」という条件は永久不滅かと
元々オフショアのデメリットはオフィスに来れないので、対面で話せずにコミュニケーションギャップが生じるという事でした。
しかし、コロナがきっかけで全員がリモートワーク前提となり、オフショアに仕事を渡す敷居がさらに低くなりました。
オフショア先として、ググってではなくて、実体験としてはベトナムが1番、その次にウクライナが2番でオフショア先として成功してるとよく聞きます。
最近は中国はあまり聞かず、フィリピン、ミャンマー、インドとかですが、フィリピンやインドみたいに英語が話せる国に関してはすでにいい人材はアメリカに取られてしまっているため、本当にプログラミングできるの?っていうレベルしか残っていないとよく聞きます。
これらを踏まえて働き方、組織、チームの在り方を考えてもいいかと思います。
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