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カレンダープラットフォームが世界を制す

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今回は日本産カレンダープラットフォームが次のヒットするプラットフォームになって
さらには海外でも通用するのではないかという話をしたいと思います。

まず、カレンダープラットフォームってどのようなサービスかを説明すると単なるカレンダーだけの機能ではなく予約サービスと連携してその予約したユーザーのカレンダーに自動的に反映され、さらに予約された側で働いているスタッフのカレンダーにも反映されるというサービスです。

 

仕事のシフトや会議などのスケジュールとアプリでも同期され家族や友達がスケジュールを限定的に参照することができるようにもなります。

そうすると友達同士内でも何かしらのイベントの予定も立てやすくなり、カレンダーのSNSみたいな形で利用できます。

 

一例を挙げて説明すると

まずヘアサロンスタッフがシフトのスケジュールをシステムに入れます。

本来であればオープン営業日時が決まっていますが、オープン営業日時がベースではなくスタッフのスケジュールの都合によって予約できる日時が決まります。

 

その予約できる日時の中からユーザーがヘアサロンでアプリを使用して予約するとユーザーのカレンダーアプリにも予定が入り、ヘアサロンのスタッフのカレンダーアプリにも予定が入ります。

カレンダープラットフォームにも予定が入るので、自動的に該当した日時の担当者分だけ予約ができないようになります。

そうなるとヘアサロンの店長はシフトのスケジュールをスタッフ全員に
聞きまくって埋める必要もないです。

ヘアサロンスタッフは無理して、ヘアサロンの営業時間に合わせてスケジュールを組まなくてもいいです。

ドタキャンされてもキャンセル料を徴収すれば店的には大きな痛手にはならないです。

キャンセルされた場合でもユーザーに対してのレビューも必須にすれば、よりキャンセルしづらい仕組みができるかと思います。

歯医者、病院の予定を忘れがちなことってあると思いますがユーザー側は自動でカレンダーに予定が入ると忘れにくくなって他の予定を入れる事も回避できます。

混雑しているかどうかは予約状況で確認でき、予約してから飲食店ないし、病院などにいけるので待つ必要がなくなります。

と多くのメリットがあります。

coubic,トレタ,レゼルバ,リザービアと予約システムは数多くありますがほとんどが予約台帳管理システムのみで、ユーザーのカレンダーアプリまで手を伸ばしていないかと思います。

カレンダーアプリではGoogleカレンダーなどがありますが、主に個人用に使用されるカレンダーであって、共有はしづらいかと思います。

タイムツリーは共有がしやすいため、出資なども受けて成長していますが、予約システムとの連携は全くしていません。

なので、予約システムとカレンダーアプリが合わさったようなプラットフォームが現れるもしくはそういう方向に成長させれば海外にも匹敵する巨大なプラットフォームになれるのではと思います。

そしてなぜ日本産カレンダープラットフォームがヒットする理由ですが

  1. 日本人は時間に厳しい
  2. BtoBtoC
  3. 東京ではどこでもよく並ぶ

1.日本人は時間に厳しく、お店でも2時間までと決まっているときっちり2時間までで退場させられて、お客様も納得していますが、他の国では割と珍しい事柄かと思います。

海外で時間通りにいかない事が多くイライラする人も多いかと思います。

そんな時間にしっかりしている国民性なのできっちりと予定を組みたいという需要は大いにあります。

 

2.カレンダーアプリはよりコンシューマ向けサービスですが、それだけではGoogleカレンダーと変わりないです。しかしそのカレンダーとSaaSシステムとの連携が含むとGAFAが不得意なBtoBの領域なので、プラットフォームになれるチャンスがあるのではと思っています。

 

Googleがわざわざ日本の上場もしていないような会社の予約サイトの連携やアルバイト管理サービスとの連携を持ちかける営業はしないかと思います。

 

3.人気のラーメン屋さんなどで並んでいる所をよく見かけ特に東京はスーパーでも並んでいるくらいです。

もちろん並ぶのはイライラするので誰も好き好んで並んでいるわけではなく並ばなければいけない状況が多いのが東京の現状です。

このイライラを解消する意味でも日本では予約システムの需要は高いと思います。

ではなぜ、需要はあるのに予約システムはそこまで流行らないのか?

ですが、それは「スマホ決済」の件についての前回の動画で説明しているように、手数料を予約システム側に払うより、電話でやり取りしたほうがコストがかからないからです。

 

そしてLinePayであれば決済手数料が無料を実現できるのではないかという事も説明しました。

しかし決済手数料が無料になっても予約システム側で5%程度の手数料をとっています。

 

そこでそのカレンダーのスケジュールのページをメディアとして広告も表示させる事ができるようにして、スケジュールにも一部広告を入れる事ができれば予約手数料の0%が実現可能になってくるかと思います。

 

スケジュールとしてのネイティブ広告になると時間も指定ができるのでより精度の高い広告を提案できるかと思います。

 

例えば、よる7時から9時まで居酒屋で2時間の予約をしたばあい2次会用に9時から11時までその居酒屋の近くのカラオケが広告としてスケジュールされているといった感じです。

2次会のお店までは予約していなくてなかなかお店が決まらないって事はよくあることだと思います。

なので未だに迷惑条例違反なのにもかかわらず客引きが行われているのだと思います。

広告の質が良ければユーザーもそこまで迷惑にはならず、むしろ2次会の場所を探す手間も不要になって便利という事になります。

またこのカレンダーアプリは授業、アルバイト、サークルなどスケジュールが不定期な大学生にフィットしやすいサービスかと思います。

友達のスケジュールを覗けるのでSNSとしても人気になる可能性は大きいかと思います。

Facebookなどを初めとした多くの人気アプリが大学生中心に流行しているので一旦大学で人気になれば一気に成長できるかもしれません。

各大学のシラバスのテンプレートを用意しておいて学生が簡単に大学の時間割を組みやすいようなサービスを提供すれば面白いかもしれません

システム的な観点での実現させるシステム設計としてはこれらの機能を1つの大きなサービス、会社で作成するというよりはトレタなどの飲食店専門の予約サイトやリザービアのようなヘアサロン専門の予約サイトなどが各々にAPIを作成してもらってそれをタイムツリーのカレンダーアプリからリクエストして予約などの機能を実現するというようなやり方が現実的なのかもしれません。

ユーザー側の機能は全てカレンダーアプリに任せるといった連携があれば予約サイト側は各々の店舗の業務効率化に専念できるかと思います。

またタイムツリーもコンシューマ向けだけでなくサイボウズのようにビジネス利用への拡大や勤怠管理システムの拡張の方向に行けばよりビジネスにおけるスケジュールの市場を狙えるのではと思います。

ただし、各予約サイトがタイムツリーと連携してカレンダープラットフォームにするためにはタイムツリーがユーザーIDのOauthプロバイダーになるか連携するユーザーIDをemailなどに統一するかといった強調が必要になってきます。

タイムツリーもしくは新たなカレンダーアプリがいかに複数の予約サイトと連携するかが成長の鍵になってくるんではないかというのが自分の考えです。

他の会社のアプリに批評するのであれば、自分でシステムを作成すればいいのでは?と思うかもしれないですが、実は何年か前にカレンダーシステムと予約管理、勤怠管理が盛り込まれたWEBサイトを作ったのですが

やはり、BtoBなので営業しないといけない必要があり、ましてや個人開発で作ったSaaSをいくら便利であっても使ってくれる会社さんはなかったです。

予約サイトは手数料の関係でそこまで成長はしていませんが、中長期的には必ず伸びる市場なのでタイムツリー、トレタ、リゼルバにはこれから成長するのではと期待しています。

そういうこともありCoubic,リザービアなどは大手の会社に買収されたんだと思います

どうしても予約決済手数料がかかってしまう所がネックではありますが、システムの運用費を下げれば限りなく0%に近づけるのではと思っています。

そこで「AWSエンジニアの悲劇」でも説明したようにAWSやGCPを使わずにさくらインターネットのPHYを利用すればシステム運用費をひと桁下げる事ができるので検討してもいいかと思います。

さくらインターネットのPHYでの運用の仕方に不安があるのであれば是非小松に相談してもらえればと思います。

以上です。

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