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炎上のシステム現場

フリーランス VS 正社員 比べてみた

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正社員とフリーランスを雇う側、雇われる側の経験から比べてみました

労働者視点 フリーランス 正社員
年収 ×
休み ×
リモート
出世 ×
副業
裁量 ×
知名度
社会貢献

年収

フリーランスが上。細かい職種にはよるけどもだいたい20%ぐらい増えるかと

流行りのスキルを保持していて、アラサーでまだ給料が20万円代とかであれば、一気に年収700万円ぐらいは確実にもらえるかと

 

休み

フリーランスの場合は社員のように有給休暇がないので、案件と案件の合間に1か月ぐらい取る以外は長い休暇は取得できない

もちろん休みたければ休めるけども、その分、時間給、日給で働いているので報酬は減ってしまう

リモート

コロナ禍ではWEB系であればリモートでフィルタリングしても案件に困ることはないです。

正社員でもリモート絶対にこだわれば問題なくリモートの求人に就職できるかと思います。

若干社員の求人の方がオフィスに来ないといけない事がありそうです。

 

出世

フリーランスの仕事はもともと保持しているスキルがあるから案件とマッチして参画できる。

会社からしても成長は期待していなくて今何ができるのかを見られる

出世というより報酬アップは可能。本人の生産性と会社との交渉次第

正社員は会社に入ってからの成長の部分を加味されてポテンシャル採用などもあります。

その分、社員の方が成長した分出世できる可能性もあります

なので社員の方が比較的出世しやすい

給料もそんなに変わらないチームリーダーぐらいまでは簡単に出世できやすい

出世しやすいのはあくまで中間管理職まで。

もしくは会社・サービスの立ち上げ時期から取締役という場合のみ

でもその場合は出世というよりスターティングメンバーなので出世じゃないかも

それ以外のケースで幹部や役員になることは難しい

退職など特別な事がない限り上が詰まるので厳しい

小松の場合は全員エンジニアが退職した事件が特別な事でした。

そのタイミングでCTO的立ち位置に昇進できたけども、かなりレアなケース

おいしいポジションなのであればあるほど退職は起きません

副業

フリーランスは副業し放題、会社からは副業ダメっと言えないそもそも。

契約でそういうかわし方をすれば可能かもしれないけども、現実的には副業し放題です。

最近は社員でも副業できるけど、会社側からすれば基本やってほしくない

この副業ってくせ者で、管理する側からすれば、本当に副業をやらずにその時間があるのであれば、今のこのプロジェクトに時間を割いて集中してほしいって思う管理職の方は多いはず

それでも例えば、前会社と円満退社して、まだその会社の知識や経験があるので、何かあったときの手助けとかちょっとした事を聞きたいなどで現会社に影響を与えない程度であれば副業するのは問題ないかと思います。

裁量

社員の方が裁量は上ですが、参加している会社やプロジェクトの方針にもよりけりな所は大きいかと思います。

あと、会社もしくはチーム・プロジェクトの規模にもよります。

例えば受託をやっている大きい会社、いわゆるSIerで正社員のやっているプロジェクトマネージャーがやってることは仕事を右から左に流すだけの事が多いです。

技術選定とどの下請け企業にするかを決めれるので裁量が大きいととらえることもできるかもですが。

フリーランスでPMOやディレクターという職種の場合は社員のPMなどの管理職の補佐の仕事なので、管理職というポジションではない事が多いです

立場が低くカス扱いの事も多く、中にはスケープゴートにされる事もあったのでストレスが溜まりやすい事も多いです

しかしながら、プロジェクトが小さくて初期段階の場合は正社員でエンジニアを探していると開発できないのでフリーランスを募集して初期のプロダクトを作るというケースも中にはあります。

それでも、開発初期段階での技術選定はその時点でいる正社員のエンジニアの意向を尊重するところがほとんどかと思います。

会社としてはできれば裁量のある管理職にはフリーランスよりも正社員を雇いたいはずです。

なので、いい正社員で応募があればフリーランスの代わりにその社員を管理職や設計するポジションに置くかと思います。

とはいえCTOのポジションの社員の求人を探したけども結局いきなり全ての裁量を与える会社なんてないのが現実なのではと思います。

過去の転職の振り返り」で詳しく説明しています

 

知名度が上がる・第一人者への可能性

正社員のCTOぐらいのポジションであればそのプロジェクトをどう上手く成功させたかなどで取材されることが多い

フリーランサーが会社のプロジェクトのメインになれるはずでもないです。

なので、フリーランスになる時はあきらめるしかなさそうです。

もしくは独自のサービスで起業するとかであれば、また話は別です

起業なんて絶対成功しない」でも紹介している通り、起業で成功は各段に難しくなるかと思います。

 

社会貢献

という点からも上の知名度と同じ理由でフリーランサーであれば起業するか諦めるしかなさそうです。

ボランティア的にこのブログのように無料で便利な情報を伝えるとかであれば現実的だと思います。

小松も社会貢献をしたいという欲があるので、ある程度生活に余裕が出来たらその分を
自分ができる範囲内でブログに上げるなり、困っている会社の人助けを無料で行うなどをしていきたいと思います。

 

雇う側視点でフリーランス、正社員を比較

雇う側視点 フリーランス 協力会社 正社員
スキル
勤務までの期間 1カ月以内 数か月 年単位
雇用リスク
コミットメント
アクセス権の
与えやすさ
賃金 普通 高い 低い
採用コスト サブスク形式 サブスク形式 採用時の1回

雇う側からすれば委託するのにフリーランスと協力会社の社員でも差があるかと思います。なので協力会社も入れています。

前提としては協力会社の正社員を雇う事を前提とします。

協力会社のそのまた協力会社となるとフリーランスを雇う事とデメリットは変わらないからです。

実際協力会社がフリーランスのエージェントを使って人が足りてない所にアサインすることはよくあることです

 

スキル

自分が雇う側に立っていた時、フリーランスもしくは業務委託でエンジニアを雇う判断材料で一番のファクターはスキルがあるかないかでした。

まずは、当時エンジニア全員退職したプロジェクトでは、それをカバーできるぐらいのスキルがあるエンジニアを募集していました。

なので、社員で探すより、フリーランスで探していました。

直接雇用(アルバイト雇用)で採用もかけてましたがその枠は未経験枠でポテンシャルのある人を採用していました。

なので、社員に求めるスキルより、フリーランスで求めるスキルの方が一般的に高いのではと思います。

並行して協力会社を探し、協力会社からハイスキルのエンジニア1名、未経験者1名雇いました

フリーランスのエージェントから見つけたエンジニアはすぐに経験者を見つけられて即効性が必要なときはかなり便利ではあるのですが

経験者とはいえスキルが高くはなかったです

すぐに見つけられる人材はそれほどの人材という事かもしれません

一方協力会社からのエンジニアはスキルが高く難しいタスクもこなしてもらいました

勤務までの期間

後述する雇用リスクと話がかぶるかもですが、フリーランスの方が数か月ほど早い

正社員の場合、解雇、減給が基本的にできないので、現場の管理職だけの判断では採用できないからです。

なんなら、初めに人事と性格などのチェックされる面談などもあり、業務委託で手伝ってもらう時より

2、3回面談の回数が増えだいたい1回の面接で調整から合否が出るまで2週間ぐらいかかるため

最短でも2ヶ月ほど業務委託に比べて働き始めるまでに時間がかかってしまいます。

プラス雇用リスクが高いので正社員の雇用はハードルがぐっと上がります

なので雇う側からすれば時間をかけて厳選する必要があります

しかしながら、現場をしらない幹部が面接をした所でそのエンジニアが本当にできるのかどうかなんてわかるはずもないので、現場以上の面談って茶番でしかないと思います。

事業に対する共感なども代表取締役からの目線では必要と思うかもしれないですが、後述するコミットメントでも記載している通り、本人に対してのメリットがなければ事業に対する共感があろうがなかろうが関係ないかと思います。

 

雇用リスク・期間

正社員は基本、本人が辞めると言わないまで働く事が前提になっています。

実質エンジニアの仕事では数年ぐらいの勤務が多いですし

あまり長い期間同じ会社ので同じチーム同じ仕事をやってると本人にとっても会社にとってもよくないです

逆にフリーランス・業務委託の場合は必要な時に必要な人材を雇用して、不要になれば契約終了と短期間の契約であっさりとしています。

会社の将来とか事業への同調もさせることもなければ、する必要もないです。

社員が会社にたいしてアサインされるのに対して、フリーランサーはプロジェクトに対してアサインされると考えればわかりやすいかと思います。

ゾンビ化する社員」でも取り上げたように同じ評価者、同じ技術環境で長いこと3年以上働くとモチベーション的にも本人のキャリア的にも企業的にも望ましくないです。

そのことからも業務委託、フリーランスの雇用形態の方がエンジニア・開発者にとっては好ましいといえます。

一般的に安定を望めば正社員の方がいいかと思いますが、チャレンジし続けるエンジニアと安定を求めるエンジニアであれば経営者の目線でどちらを採用したいと思いますか?ってなるかと思います。

プラス経営的に事業の成長が見込めず縮小したくなっても正社員の場合できなくて、業務委託の場合は会社都合でいつでも契約を切れます。

なのでフリーランスの方がいい意味でドライ

解雇、退職ではなくて契約更新しないというだけなので、必要な時に必要な分働いてもらうほうが合理的

従業員の解雇とかであればたいていの場合お互いに恨みつらみを持ちながら企業と縁を切る事になります。

そして、次に新しい仕事やポジションがあっても「二度と一緒に仕事したくない」って雰囲気になるかと思います。

実際縮小しないといけなくなった時期がありましたが、業務委託のエンジニアに対しては事業を縮小したくコストカットがしたいという理由で何のうらみつらみもなく契約を終了した経緯があります。

また、次に仕事をお願いしたい時があればお互いに快く働ける状態なので、見ず知らずのエンジニアを雇うよりもはるかにやりやすい状況で契約を終了にしています

 

コミットメント

会社からすればフリーランス・業務委託の方がコミット力が足りないと認識されてる

あくまで専門的知識を有していて、会社の業績と関係なくただできることだけをして自分のタスクをこなすのみ

という認識なのが一般的かと思います。

しかし、社員になったからといってコミットメントが上がる理由がなければ上がらない

業績連動報酬にするとか株式報酬にすればコミット力が上がるかと思います。

しかし、ほとんどの業績連動を採用している会社でも

「利益の**%をボーナスとしてもらえる」

みたいに明確に決めてる企業ってないと思います。

会社の利益+上司の評価があいまってボーナスが決まっているとかだと思います。

他のやり方では株式報酬にして従業員に与える方法がシンプルでわかりやすくコミットメントを上げる事ができる方法かと思います。

フリーランスでも条件があえば株式報酬でもらえる制度があるみたいです。

外部の協力者にストックオプションを付与したいのですが、税制適格にできますか。 | クレア法律事務所

なので結局の所、正社員だろうがフリーランスであろうが株式報酬の割合を増やせば自ずとフリーランスでも企業の利益に対するコミットメントが強くなるのではというのが今の結論であります。

IT企業で長年働いていて企業側は従業員に愛着を持ってほしいので、飲み会や朝会、表彰などでコミットメントを上げようとします。

ただ、業績連動でもなければその企業の会社の株も持っていないのであればいくら朝会などで

「業績が上がっている」「売上が上がっている」

と役員からスピーチされてもほとんどの従業員がなんとも思ってないかと思います。

それに加えて、アフターコロナの影響で従業員がオフィスに来ずに従業員同士顔を合わせる事なく仕事するようになりました。

そうなってくると、飲み会や社員旅行、雑談などがなくなり企業としては別の方法で企業への愛着をもつ施策を考えないといけなくなります。

となれば、フリーランスも正社員もコミットメントという点からも境目がなくなってきたのではと思います。

開発者・エンジニアの仕事はリモートワークができる代表的な職種でもあるので、コロナが完全に終息しても全員がフルタイムでオフィスに来ることはないかと思います。

そこで、エンジニアに対してのコミットメントを上げる事ができるかできないかで企業の生産性を大きく左右する分かれ道になるのではと思います。

とはいえ正社員以外の従業員に株式報酬を渡す会社や現場に遭遇したことないので、こういった考え方は超マイノリティかと思います。合理的だとは思いますが

なので、一般的には社員の方がコミットメントは高く、フリーランスは低いです

業務委託の協力会社からのエンジニアの場合のコミットメントとモチベーションはいい成果を上げれば、単価を上げる事以外に同じ協力会社から新人をアサインできるという事につなげる事もできます

新人・若手をアサインできれば本人の単価は変わらずとも協力会社のなかでの成果に繋がるためそこをモチベーションとしてコミットメントする事ができます

協力会社のエンジニアが何かやらかした場合など協力会社が会社として責任をとってもらいます。

話を聞いたことはないですが、何かやらかした時は会社単位なので協力会社に訴訟はできます

フリーランスの場合は会社が個人に訴訟される事は現実的にはないかと思います

なので、パフォーマンスが低い、飛ぶなどでやらかした時は個人のみ痛手が来るのと会社に迷惑をかけてしまうという意識があるのとではコミットメントも違ってくるのかと思います

本来は会社を通そうが通すまいがプロなのであれば報酬分コミットメントすべきではありますが、「会社を代表して」とか「チームに迷惑をかけたくない」などのいい意味での団体意識でフリーランスより協力会社経由の方がコミットが高いかと思います

それにパフォーマンスが悪い結果契約が切れた場合、協力会社内での評価は下がる事にもなります。

それと比べてフリーランスの場合は契約が切られても次があるし、何かやらかしても訴訟はできないので依頼する側からすればコミットメントを期待しづらいかと思います

最後に急に退職する、オフィスに来ないなどでいわゆる「飛ぶ」って事は昔はよくあって、飛ぶ確率でいくと社員だろうが、協力会社だろうが、フリーランスだろうがそこまで確率は変わらないのではというのが自分の経験からの数値です

昔はブラック企業などという言葉がなくざらに残業も日付が変わることもザラにありました

そんな状況なのでエンジニアからしたら長期の体調不良などで飛ばないと寝れないっていう事で飛んで現場とおさらばするって事はありました

今はエンジニア・プログラマの待遇も上がってきたのでそういった事はあまり聞かなくなりました

 

セキュリティ

正社員と業務委託のエンジニアが混在している場合はできるだけ社員のみにコアな情報を与えたいと思う企業が多いかと思います。

ただ外注に全てを任せている場合はコアの情報だろうが関係なしに外注のエンジニアが全ての権限を有する事になります。

これも結局は経営者の判断次第かと

ちなみに自分が多くのエンジニアを採用していた時のアクセス権の自分なりのポリシーは業務委託だろうが、正社員だろうが関係なく半年もしくは1年という勤務期間を基準にしてアクセス権を与えるかどうかを決めていました。

企業スパイとかになると考えすぎかもですが、換金できるデータを扱っているプロジェクトの場合は雇ったエンジニアに悪意があるという事を想定してた方がいいかと思います

悪意がない事が前提としてはコミットメントと重複する部分でもありますが、責任という意味で正社員の方がセキュリティレベルが高い部分を担当してもらう事が多いと思います

それも合理的に考えれば正社員かどうかは関係ないのではっていうのが自分の考えではあります

 

賃金

比較的、協力会社・フリーランスに払う賃金の方が高めで社員は低いです

その理由は「ゾンビ化する社員」でも述べたように正社員の給料を一旦上げてしまうと下げる事ができないため

どうしても大胆に給料を高くすることができないためです

一方フリーランスの場合は契約次第でなんとでもなるので契約終了、稼働時間を減らす、賃金自体を減らす事も可能です。

協力会社の場合は会社がピンハネしている分本人への報酬はそこまで高くないですが、会社から会社に払う賃金は高くなる傾向にあります。

複数人で事業に参画とかになるので、リーダーが市場より少し高めでその下に入る新人レベルのエンジニアが相場の価格になるかと思います。

といった理由で正社員よりも協力会社・フリーランスの方が報酬が高くなります。

フリーランスの報酬の基準はフリーランス・業務委託市場の相場の報酬に落ち着くことになります。

職種や案件内容と時期によってもちろん単価も違ってきますが、だいたいどこの企業も同じくらいに落ち着きます。

雇う側もだいたいの相場を把握して金額提示しているので、需要と供給の関係で案件によってめちゃくちゃ単価が違うって事もないです。

経営者の好み、人脈でつないだエンジニアや、経営者からの信頼を勝ち取ったエンジニアは正社員だろうが、フリーランスであろうが賃金は極端に高くなります。

その信頼を獲得しやすいのは裁量が大きく、コミットメントも高い正社員が信頼は獲得しやすいかと思います

しかし、そういった場合は稀なケースなので、WEBで調べればスキルセットを支払う賃金でプロジェクトの予算がだいたい把握できるかと思います。

 

採用コスト

採用コストとお金の受け取り方も業務委託と社員で違ってきます。

正社員の場合は、正社員として正式に採用されたと決まった時に手数料として転職エージェントに支払う事が一般的です。

なかには成果報酬型の媒体メディアではなく掲載で費用が発生する媒体メディアの場合は採用されたかどうかは関係ないです。

indeed,googleなどは無料なので、採用するときはよく活用していました。

正社員採用とは違い業務委託の場合は企業とフリーランスエンジニアをマッチングするエージェントがあり、採用の時の手数料は無料です。

しかし、企業からエンジニアの報酬は直接エンジニアに渡さずに一旦エージェントを通してピンハネされてからエンジニアに報酬代としていきます。

それはエンジニアが参画している間、毎月行われます。

これは大きなIT業界の闇の部分で、仲介業者やSESの会社は紹介してるだけなのに紹介後の報酬をピンハネするというサブスクリプションモデルに長年なっています。

その理由もあって、業務委託で支払う方が賃金が高い理由の一つです。

細かい事は「なぜエンジニアの給料が安いのに、費用としては高いのか」で細かく説明しています。

かといって、単純に採用コストだけを考えて正社員を雇うのはあまりお勧めしないです

理由はこの記事に細かく書いてある通り正社員を雇う方が会社としてはリスクは高くなってしまうからです

 

個人のキャリアとしては

フリーランスだった8年前とは状況が違って来ています。

自分自身もマネジメントのキャリアがついた事もありますし

リモートワークが一般的になったって事も大きいかと思います。

転職の振り返りでも述べているように慎重に慎重を重ねて選んだ会社がどえらい会社だったっていう事もあり今ではトップエンジニアのフリーランスとして、どこまで通用するのかも知りたいです。

フリーランスの方が雇用期間が短い分多くの現場を経験できます。

多くの現場が間違ったシステム設計をしているのでそれを正していきたいという気持ちもあります。

8年前はフリーランスの仕事はあくまで開発の下流工程の仕事のみで上流の設計の仕事や管理職は正社員の仕事かと思っていました。

実際働いた現場でもフリーランスは正社員に比べてカス扱いされる事もあって、管理職に出世したければ正社員になるべきと思っていました。

しかし、時代が変わって今では管理職のPM系の案件も増えてきているように感じます

それに現場で1,2か月実際に働いてみないと面接だけではわからない課題なども出てくるのではと思います。

その逆に課題だと思ってたところが実は課題ではなかったりなど、管理職の社員として採用をする入社するのを決定する前に1,2か月業務委託でお試しで働いた方が企業とエンジニアのお互いのためにいいのではというのが今の結論です。

能力のあるなしもあるかもしれないですが、企業・組織と人で合う合わないなどもあるので、その意味でもお試し期間はあったほうがいいです。

今現状のシステムに無駄があるのかどうかはそのエンジニアチームのトップが気づかなければ、経営者も気づくこともできないです。

外部からの第三者的視点でシステムのあらや改善の余地があるのかないのかをチェックする意義は今後大きくなるかと思います。

そういった案件が増えてくるのではと思います。

数回の面談でシステムの全てを委ねるCTO候補を募集するぐらいなら、業務委託でどういった提案ができるのかを見極めを出来たほうが事業側からしてもリスクが低くて済みます

例えば2ヶ月程参画して、システムの改善点を提案します。

その提案に賛同できないないようなのであれば、ドライに契約終了です。

提案がマッチしそうなのであれば、そのまま提案を実行フェーズに打つって改善PJを牽引するという流れです。

今までのハイクラス採用は数回の面接と1,2ページの経歴書を見てギャンブルと同じくらいのリスクを背負って採用してきました。

エンジニア「求人票と全然違う!」
事業者「経歴書と面接で言ってたことが全然できてない!」

という事態を防ぐためにも今の結論ではフリーランスでお試しで契約してから、お互いにマッチしてから社員になるとかの流れが綺麗かと思いました。

社員の採用でも試用期間というのはありますが、一般的にこの使用期間中に辞めるもしくは解雇するという事はないです。

よほどの事がない限り会社側から解雇できないので、意味をなしてないかと思います。

あった場合でも普通に社員が辞める・解雇する時と同じように従業員・経営者との間でギクシャクするかと思います。

会社のCTOのポジションをあきらめたわけではなく、ご縁がある会社であればいつでもCTOとして裁量をもって働きたい気持ちはありますが、雇用形態が正社員かフリーランスかはあまり興味なくどちらでもいいかと思っています。

過去にも大炎上案件をしずめて赤字の会社を黒字にした経験もあるので、そういった困っている会社を助けたいという気持ちと他の人ができなかった課題を自分が解決できればやりがいにもなるかと思いますので、この記事を見て現場が炎上しているようでしたらコメントをもらえればと思います。

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